昇段審査会 in 香港(2004.02.21)

 

 

 この昇段審査会は、いつもとは違う熱気で溢れていました。参加者はもちろん、指導者の先生方も…。

 なぜいつもと違ったか?それは上海剣道会愛好会にとって、初の上海メンバーが参加したからなのです。2003年から剣道を始めたメンバー、十数年のブランクを埋めて剣道を再開した人、40の手習いで剣道を始めたお父さんなど、参加したのは総勢12名(初段8名、2段2名、4段2名)。今年はさらに翌日に第4回香港アジアトーナメントが開催されるとあって、大人数での参加となりました。

 最後の1ヶ月は、週3回の稽古でみっちり基礎を学びなおし、ただ前に出るだけの剣道を修正したりしながら、この日に備えました。なかなか全員の都合のいい時間が合わず、それぞれがビデオやVCDを家に持ち帰って復習したり、先生の自宅にお邪魔して夜のベランダで夜風に震えながら、夜景をバックに剣道形の稽古をしたりと、それぞれが精一杯の努力をして審査会に臨みました。

 いよいよ本番、「あれ?あいつ、普段の動きより全然いいじゃん。」「こんなにうまかったっけ?」というように、学んだことを100%以上に発揮したメンバー。11名が無事合格しました。「なんか自分の昇段審査のときより、自分の教えた子の審査を見る方が緊張する」との声もありましたが、この審査会、先生と生徒が一丸となって参加した、初めてのイベントになりました。

 今回の参加者の中で、残念にも1人だけ証書を手にいれる事ができませんでした。彼は剣道暦1年弱、上海剣道クラブを支えるメンバーの1人です。彼は自分の稽古よりも、新しく入会してきた初心者の面倒を一生懸命見ている、責任感の強い男の子です。本人も「稽古の時間が足りなかった」と自覚しているように、ほとんど稽古らしい稽古をしていませんでした。合格発表後、喜ぶみんなの後ろで、悔しそうに涙を流す彼。「絶対7月には再挑戦して初段を取る!!」と誓ったあの真剣なまなざし。今回、みんなが味わえなかったこの悔しさをバネに、ぜひ再挑戦して初段をゲットしてほしいですね。

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